ふっき~です。

コロナ渦でなかなか外を走れないのでZWIFTばかりの日々です。
ZWIFTの中でレースに参加したりと過ごしていますが少し気になったことがあったので検証してみます。

私が所有しているパワーメーターとスマートトレーナーでパワーの差が出るのか?どちらが有利なのか?
巷ではELITE QUBO DIGITAL SMART B+はハッピーメーターで10%近くパワーがでているとうわさがありますが体感的には逆にパワーが出ていないように感じます。
固定ローラーで負荷が一定でパワーメーターを使った場合とスマートトレーナーで傾斜に合わせて負荷が自動で変動する場合と条件は異なりますが前者の方が結果が良い。
普通に考えるとランニングでもスピード(負荷)を一定に保った状態が一番パフォーマンスが高く出る。スピード(負荷)が変動するとパフォーマンスは下がる。これが原因かと考えていますがどうなんでしょう?





パワーメーター
4iiii precision2.0 105 5800 公称精度は±1% (片側計測なので精度はもっと低いと思います。)
(ちなみにPIONEERのSGY-PW510A80GL(R8000用の片側計測)は公称精度は±3%)

スマートトレーナー
ELITE QUBO DIGITAL SMART B+ 精度不明

Yorkshire

どう検証するか悩んだ結果以下のような方法をとってみました。
①スマートトレーナーの負荷を一定にする。
②スマートトレーナーはZWIFTに接続。
③パワーメーターを校正する。
④パワーメーターはサイクルコンピュータに接続。
⑤同時にデータを取る。
⑥ゴールデンチーターでテキストデータとして取得する。
⑦エクセルで分析

素人の分析でサンプル数も一回だけなので精度はかなり低いので参考までにしてください。

グラフを見てみるとブルーはスマートトレーナー、オレンジはパワーメーターです。
なんとなくパワーメーターのほうが値が高く出ているような気がします。
スクリーンショット (6)

実際の数値はどうなの?
平均値をとってく比べてみるとパワーメーターが1%だけ高い値となっていました。
1%・・・
体感的にはもっと差が出ているような気がしていたのですが、この程度であれば誤差の範囲でしょう。
でも、グラフをよく見て下さい。なんとなくパワーが高い部分ではオレンジが値の高く、パワーが低い部分ではブルーの値が高くなっているように感じませんか?
スクリーンショット (7)

パワーが高い部分とパワーが低い部分に分けて比べてみます。

パワーが低い部分はスマートトレーナーの平均は87.4W パワーメーターの平均は73.1Wと14.3Wの差が出ていてパワーメーターはスマートトレーナー84%しか出ていませんでした。
スクリーンショット (9)
パワーが高い部分はスマートトレーナーの平均は210.5W パワーメーターの平均は221.1Wと10.7Wの差が出ていてパワーメーターはスマートトレーナー105%出ていました。
スクリーンショット (8)


STRAVAの値は以下のようになっていました。
最大値が70W近く違います。スプリント勝負だとかなり差が出てきそうです。

パワーメーター

スピード  28.2km/時 40.7km/時
心拍数   128bpm   161bpm
ケイデンス   88rpm     110rpm
パワー         171W        399W
カロリー 347
温度 24℃

スマートトレーナー
スピード   29.4km/時 81.7km/時
心拍数      128bpm    161bpm
ケイデンス   94rpm         195rpm
パワー         168W         330W
カロリー 435

結論
トータル的には差がない。
100W前後とゆる~く走るときはスマートトレーナーが優位
200W以上のレースや急にパワーが上がるスプリントなどではパワーメーターが優位
レスポンスの良さもパワーメーターが優位
ちなみにスマートトレーナーの場合は足を止めてもローラーが回り続けている限りパワー値を示してる。パワーメーターは足を止めるとパワーも0になる。これはどちらが優位かというと後者のパワーメーターです。アバターがダウンヒルポジションをとるために足を止めないといけませんがローラーが回っている間はダウンヒルポジションにならないんです。
というわけでパワーメーターを用いた方がより楽しめそうです♪